カセットテープから音楽配信まで

カセットテープからCDへ

カセットプレイヤーが主流だった時代

1981年生まれの私がJ-POPに興味を持ち始めたのは、おそらく1989年頃(当時小学校2年生頃)だったかな。まだジャニーズの光GENJIが人気絶頂だったころです。

音楽プレイヤーもカセットプレイヤーがまだまだ主流だった時代。例外なく我が家でもカラオケ好きの母がカセットプレイヤーで演歌の練習をしていました。さすがにその時代レコードを聴く人はだいぶ減ってきていたのではないでしょうか?我が家にもレコードプレイヤーはありましたが、壊れていて私はレコードを聴いたことはありませんでした。なので、幼かった当時の私にとってカセットプレイヤーの音質は当たり前だったし、それ以上もそれ以下もありませんでした。

しかし、忘れもしない。近所のお友達が当時人気絶頂の光GENJIのCDと、当時ではまだそこまで各家庭に普及してなかったCDプレイヤーを持っていて、初めて聞かせてもらったときのこと。CDプレイヤーの音質というものがあまりにも鮮明で雑音なくクリアーで心地よく、幼いながらも私は強烈に衝撃を受けたことを今でも覚えています。

 

ありえないほどアナログな録音方法

そんな私が徐々に音楽に興味を持ち始め、当時のテレビドラマでかかる主題歌なんかを覚えて歌い始めて、カセットテープに録音なんかを始めたのもこのころからでした。

今の現代では想像もできない、超アナログな方法で音楽を録音していましたが、この方法で録音していた人も結構いるんじゃないかな?(笑)

テレビの前に、テープレコーダーを置いて、録りたい曲が始まるのを待ち、家族全員に一切の音を出さないようにお願いして、曲が始まったら録音ボタンをON!

終わったら停止ボタンを押して、みんな息を始める、みたいな(笑)

そんな録り方をした曲の音質は、まぁ最悪だったよね。雑音だらけ。

それでも当時はレンタルショップなんかもなく、音楽を手に入れる方法がそれしかわからず、しばらくそんな方法を繰り返していました。

そんなアナログな時代を経験してきたからこそ、90年代の音楽には特に思い入れがあるのかもしれませんね。

 

CDからカセットテープへ録音する新たな進化

それから間もなく時代は1990年代へと突入します。その頃からCDの普及が急速に進み、1991年頃にはCDとカセットが一体になったデッキが登場します。その頃には各家庭に一台はあったのではないでしょうか?それから間もなくしてCD・ビデオのレンタルショップが登場。これが登場したことによって一気に音楽への世界が広がりました。その日中に借りたCDを返せば、確か1枚あたり100円だったと思います。当時私はまだ小学生でしたが、ほぼ毎週父とレンタルショップへ行き、いろんなアーティストのCDを借りていました。

そして、CDとカセットが一体になったデッキでCDからカセットテープへ録音します。CDの音質に比べればもちろん劣りますが、アナログ録音の音質に比べれば遥かに良くなった音質で音楽を楽しむのでした。

 

MDの登場から音楽のデータ化へ

革命的なMDが登場

CDからカセットテープへ録音する時代は私が高校1年生ぐらい(1997年頃)まで続き、録音するためのメディアはカセットテープからMDへと進化します。J-POPもかなり熱くなってきた頃ですね。

これはかなりの革命だと感じました。CDとほぼ同じ音質で録音した音楽を聴けるのです。ここから先、現代も音質的にいうとそこまでの進化はありませんので、これがものすごい革命だったんだなと改めて感じます。CDと同じ音質の自分のオリジナルMDなんかを作り、ポータブルMDプレーヤーで通学のときによく聴いていたものです。

時代は音楽のデータ化へと変化する

この先はパソコンが普及してきた頃に、パソコン内のハードディスクに音楽を取り込みいろんな媒体に同期させてコピーするという、音楽のデータ化という時代になりますね。

パソコンが普及して、そのあとにスマートフォンが普及して今の時代という流れになりますね。

音楽がデータ化されてからはCDというメディアが廃れてきているのは事実でしょう。時代は音楽配信へと変化し、YouTubeのような無料動画配信サービスが始まれば、わざわざCDを借りたり買ったりしなくても欲しい音楽が聴けるのです。本当に便利な時代になりましたね。もちろん私もこの時代の波に乗り、YouTubeなどで音楽を楽しんでいますよ。

ただ、これまでも、きっとこれからも変わらないのは、本当に好きなアーティストのCDは買ってしまうんだろうな。

まとめ

今は国民のほとんどがスマートフォンを持つ時代です。インターネットがここまで普及し、Wi-Fi環境もかなり整ってきましたね。YouTubeのような無料動画配信サービスなども誰もが当たり前のように利用する時代です。

だからこそ私はなつかしい90年代音楽と久しぶりに出会い、当時を思い出し、このような記事を書くことにつながりました。

私がJ-POPに興味を持ち、音楽を聴き始めたころから約30年がたちますね。音楽を聴くための媒体や、録音するためのメディアはものすごい進化を遂げてきたと改めて感じます。アナログからデジタルへとはまさにこのこと、というようなかんじでしょうか?

現代の音楽配信が当たり前の時代を生きる若者たちは、どんな音楽も検索するとすぐに見つけられるし、好きな音楽をすぐに見つけることができて簡単に手に入れられますね。そして音楽の幅もどんどん広げていける。AIというものも活用されて、コンピューターが勝手にいろいろ考えてさまざまな音楽を提供してくれるのです。

あの頃にもそんな技術が普及してれば、私の音楽の世界ももう少し変わってたのかもしれないと思うと、今の若者がうらやましいですね。

ま、私もこんな歳になりましたが、今の若者たちと同じように音楽配信などを利用して、今まさに音楽の幅を広げている最中です(笑)

この先どんな時代へと変化していくのかとても楽しみですね。これからも音楽とともに・・・。

ABOUTこの記事をかいた人

北海道を愛する関西人。北海道在住9年目。 32歳で上場企業の会社員を退職→北海道のスキー場でリゾートバイト→そのまま住んじゃう。 夢は北海道の地方創生。 そのために、北海道インフルエンサーを目指す。